【解決事例】お子様がいない相続でおこること。兄弟・甥姪が相続の対象になり手間が膨大に!?
相続お悩み相談センターでは、上尾市を中心に、さいたま市や桶川市など埼玉県内の皆様の相続手続き・遺言・家族信託などのサポートをさせていただいております。
こちらのコラムでは、実際に当センターがお手伝いさせていただいた、相続や遺言などの事例を解説します。 ぜひ、皆様のご家庭での円満相続やベストな終活・生前対策のご参考にしてください!
お客様のご状況
上尾市にお住いのKさん(男性・70代)からのご相談です。
Kさんの妹であるOさん(70代・女性)が他界されました。Oさんは、
3年前に旦那さまをなくされており、Oさん夫婦にはお子様がいませんでした。
この場合、相続人はKさんをはじめとする兄弟姉妹になります。Kさん、Oさんには、ほかに妹(Aさん)と弟(Fさん)が1名ずつ、合計4名の兄弟がいます。
ところが、弟Fさんはすでに亡くなっており、この場合、Fさんのお子さん3名が相続人になります(代襲相続)。 つまり、今回の相続では、Kさん、Aさん、Fさんのお子さん3名の合計5名が相続人となります。
Kさんと、Fさんのお子さんにあたる3名はほとんど面識はなく、遠方にお住いの方も多かったことから、どのように手続きを進めればよいか、大変お困りでした。 また、亡くなったOさんの財産についても、不動産の名義や預貯金、その他の財産の状況など、兄弟では把握していないことも多く、大変手間がかかる可能性がありました。
当センターのサポート内容
当事務所では、まず、 ・相続人の調査 ・財産の調査 を行い、その後、預貯金の解約、不動産の名義変更~売却~分割までの一連の流れをサポートしました。
亡くなったOさんのご家族関係について、出生から亡くなるまでの戸籍を収集し、ほかに相続人にあたる方がいないかを明らかにするとともに、相続人へのご連絡方法を検討しました。
次に、預貯金や不動産を中心とした財産の調査を行い、相続税申告が必要かどうか、相続放棄をすべきか、相続人同士でどのように分割できるか、といった判断をするための財産目録の作成を行いました。
その結果、預貯金はほとんど残っていないことが判明しましたので、Oさんのご自宅と土地は売却し、その金額を法定相続分で分割することとなりました。
これらの結果を踏まえ、司法書士として、Fさんのお子さんに向けて、Kさんのご依頼を受けて相続のお手続きを進めていることや、遺産分割協議の方向性についてお手紙でお知らせを送りました。
サポート後の状況・結果
Fさんのお子さん3名とも、遺産分割案には賛同していただき、遺産分割協議書への捺印などの手続きもすべて郵送で行うことができました。
Kさん、Aさんもご高齢かつ、遠隔地の甥や姪(Fさんのお子さん3名)との書類のやり取りや、役所などでの手続きはなかなか難しい状況でした。 もしこのまま、手続きを放置すると、今回の相続人のなかの誰かが認知症になったり、亡くなったりする恐れがあります。 こうなると、さらに相続人が分岐し、非常に複雑でもはや誰も手続きを終わらせることができないような状況になってしまいます。
今回の相続のタイミングで、事務所におまかせいただき、スムーズに手続きを進めることができ、安心しておられました。
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